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ニューヨーク州司法試験(NY Bar)の受験記録 【2016年7月受験】

今更ですが、2016年7月に受験したニューヨーク州司法試験(New York State Bar Examination)について書いてみます。

NY Barでは、2016年7月受験よりUBE (Uniformed Bar Examination:統一司法試験)が採用され、それによって試験内容が若干変わりましたので、資料や情報が不足している状況です。そこで、後の受験生の方々に役立つかもしれない情報を、私の体験を中心にまとめてみようと思いました。

私が受験勉強にかけられた時間は、約40日間・300時間でした。これはスタンフォード・ロースクールの卒業タイミングが6月中旬と遅いためでもあるのですが(多くのスクールは5月中旬くらいに卒業)、あとは私の怠け癖によるものです。結果的には無事に合格することができましたが、受験直後の感触は五分五分で、再受験の覚悟もしていました。

もちろん、時間があるなら万全な準備をすべきです。特に遠方から受験する場合、負担はとても大きいですから、一度で終わるに越したことはありません。ただ、結果だけを見ると、私の経験は非常に効率的な対策であったとも言えます。そうした観点からも、何かご参考となる点があれば幸いです。

本記事は、以下の構成でお送りします。

  1. 試験の概要 2016年7月受験からの制度変更
  2. 会場の選択 州外受験生にはBuffaloが人気
  3. 予備校の選択と使い方 やはりBarBriが無難か
  4. 「日本人ノート」とは 選択肢は主に2つ
  5. その他の補助教材 Smart Bar Prep
  6. 実際の進め方 対策の重要性はMBE>MEE>MPT
  7. 試験当日とその前後
  8. 合格通知
  9. 日本人合格者の状況 2016年7月受験者のデータから

本記事は、以下のような受験生の方には、特に参考になると思います。

  • 英語があまり得意でない、または苦手である
  • 効率的に合格したい、または勉強にかけられる時間が不足している

英語が得意である方や万全な準備をして挑みたいという方にとっては、私の体験はあまり参考にならないかもしれませんが、情報自体はお役立ていただけると思います。

(170521追記) 日本人ノートその他の資料をシェアしてほしい、というお問い合わせには対応いたしかねますので、恐縮ですがご理解のほどよろしくお願いいたします。

(170629追記) 弁護士登録の手続についてまとめてみましたので、併せてご覧ください。 続きを読む