月別アーカイブ: 2016年3月

【審判】 特許無効審決を獲得した公表事例

(2014年8月19日の審決です)

先に投稿した訴訟事件に関連する手続です。

小職らが農薬メーカーの代理人として、上記訴訟の一環として第2855181号「松類の枯損防止用組成物及び防止方法」の無効審判を請求した事件で、無効審決が公表されておりますので、メモしておきます。

審判番号 無効2013-800142

結  論

請求のとおり訂正を認める。 特許第2855181号の請求項1ないし4に係る発明についての特許を無効とする。 審判費用は、被請求人の負担とする。

具体的な審決については、以下のリンク先をご覧ください。

http://tokkyo.shinketsu.jp/decision/pt/view/ViewDecision.do?number=1293903

【訴訟】 特許権侵害差止等の請求に対し棄却判決を獲得した公表事例

(2014年3月13日の判決です)

競業他社から特許権侵害差止等の請求を受けた農薬メーカーを小職らが代理した訴訟事件で、請求を全部棄却する判決が公表されておりますので、メモしておきます。

本件で差止請求の対象とされた製品は、有効成分「ネマデクチン」によって特定の線虫を防除することを目的としたもので、2015年にノーベル賞を受賞した大村智博士が開発した抗寄生虫薬(イベルメクチンなど)とも近い存在です。偶然この分野に実務で触れていたことから、大村博士の受賞の報に触れ、大変嬉しく思いました。

なお、本訴訟で扱われた原告の特許(第2855181号「松類の枯損防止用組成物及び防止方法」)については、別途無効審判を申立てた結果、特許無効審決が確定しています。

大阪地判平成26年3月13日
平成25年(ワ)第1470号 特許権侵害差止等請求事件

主  文

1 原告の請求をいずれも棄却する。

2 訴訟費用は原告の負担とする。

具体的な判決については、以下のリンク先をご覧ください。

http://tokkyo.hanrei.jp/hanrei/pt/10632.html

2015年スタンフォード合格に至るまでの受験プロセス

スタンフォード・ロースクールへの留学が決まってから、丸一年くらい経ちました。当時どのように準備を進めていたのか、忘れないうちに概略をメモしておこうと思います。

1.TOEFLの受験

最初に始めるべきは、TOEFLの勉強とスコアの確保です。昔から英語が苦手だった小職は(TOEFL初受験のスコアは50点…)、これに最後まで苦しめられることになります。通算20回くらい受験しました。(ビジネススクールに行く方はGMATも受けているんですよね、頭が下がります。)

最後までよいスコアが取れなかったため、英語について何か皆様にお伝えできることはほとんどありません。勉強に使わせていただいた2つのサービスを紹介するにとどめます。

2014年1月、つまり出願の1年くらい前に、勉強をスタートするために始めました。当該コースの受講要件はTOEFLで70点取っていること。小職の当時の持ちスコアはちょうど70点でした。2か月間の詰め込みコースで、勉強をする習慣を強制的につけるにはよかったと思います。

Andy先生という個人の方(TOEFLで120点を目指している技術通訳者)による、1日だけの勉強会です。こちらでお勧めいただいた中国・韓国の教材は、日本のどの教材よりも役に立つように思います。特に韓国のDavid Cho 『Hackers TOEFL Listening 3rd iBT Edition』 は最後まで愛用しました。

わが身を振り返って申し上げると、英語が苦手だという自覚があるならば、もっと早く準備をすべきだったと思います。一部ロースクールのEarly Periodは9月か10月くらいが締め切りだったと思いますので、そこから逆算すべきでしょう。

2.その他の出願準備

主に必要だった準備を紹介します。
続きを読む

【訴訟】 契約書の不成立確認、表示差止め等の判決を獲得した公表事例

(2015年8月31日の判決です。)

小職らがマイケル・ジャクソン遺産財団らを代理し、マイケル・ジャクソンの氏名等の使用権を主張する被告らを相手取って証書真否確認等の請求をした訴訟事件で、請求を全部認容する判決が公表されておりますので、メモしておきます。

本件では、以下の点が取り扱われています。

・証書真否確認(契約書2点について、真正に成立していないことの確認を請求)
・商標権に基づく差止・廃棄
・不正競争防止法に基づく差止

東京地判平成27年8月31日 裁判所ホームページ
平成25年(ワ)第23293号 契約無効確認等請求事件

主  文

1 原告マイケル・ジョセフ・ジャクソン遺産財団と被告らとの間で,別紙1の契約書が真正に成立したものではないことを確認する。

2 原告マイケル・ジョセフ・ジャクソン遺産財団と被告らとの間で,別紙2の契約書が真正に成立したものではないことを確認する。

3 被告Aは,原告トライアンフインターナショナルインコーポレイテッドに対し,別紙表示目録1記載の各表示を,自身の役務若しくはその広告若しくは取引に用いる書類若しくは通信に表示し,又はその表示をして役務を提供してはならない。

(以下略、主文は全部で16項あります)

具体的な判決については、以下のリンク先をご覧ください。

http://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/324/085324_hanrei.pdf

【仲裁】 JPドメイン名を移転する裁定を獲得した公表事例

(2010年12月24日の裁定です。)

小職らが申立代理人となり、日本知的財産仲裁センターに対しJPドメイン名の移転裁定を申し立てた事件で、移転裁定の獲得に成功した公表事例をメモしておきます。

事件番号:JP2010-0007

裁   定

日本知的財産仲裁センター紛争処理パネルは、JPドメイン名紛争処理方針、JPドメイン名紛争処理方針のための手続規則及び日本知的財産仲裁センターJPドメイン名紛争処理方針のための手続規則の補則並びに条理に則り、申立書・提出された証拠に基づいて審理を遂げた結果、以下のとおり裁定する。

1 裁定主文
ドメイン名「SURUGABANK.JP」の登録を申立人に移転せよ

2 ドメイン名
紛争に係るドメイン名は「SURUGABANK.JP」である。

2010年12月24日 審理終了、裁定。

具体的な裁定については、以下のリンク先をご覧ください。

https://www.nic.ad.jp/ja/drp/list/2010/JP2010-0007.html